ロンドンで開催された @media のカンファレンスにて2005 年 6 月 10 日に行われた Joe Clark 氏のプレゼンと、それを受けた Douglas Bowman 氏の記事。視力が低い人を考慮したレイアウト「Zoom layout」という提案をしている。
全く目が見えない視覚障害者の場合はスクリーンリーダーなどを利用するんだろうけど、かろうじて視力がある人たちは普通のブラウザを使うと思われる。ユーザビリティの話で、スクリーンリーダーを利用するユーザーへの対応の話は出てくるけど、低い視力のユーザーに配慮してってのは意外と聞かなかったりしたから、改めて考えさせられた。大きめのフォントサイズ、ハイコントラスト、シングルカラムのレイアウト等の代替 CSS を用意しておくってのは大事なことかも。やっぱ、こういったことはテーブルレイアウトでは難しいから、企業サイトはどんどん CSS レイアウトに移行すべきなんだろうな。もちろん、(X)HTML の構造をちゃんとマークアップしてってのは大前提だけど。
とりえず、Bowman 氏がClark 氏のプレゼン中におもむろにラップトップを開き、プレゼン終了時には Zoom layout 用の CSS をほとんど作り終えたってのは単純にスゲェなと。
Comments
> ハイコントラスト、シングルカラム
はCSS外す、或いは、CSSで再定義という方法になるかと思いますが
> 大きめのフォントサイズ
はブラウザ側で対応した方が良いのかなぁという気が最近しています。サイトによって方法が異なる(クリックによるCSS切替だったり、リンクだったり)より、ブラウザによって方法が固定された方が閲覧する側はハッピーだと思います。
ズームに関しては、既にOperaが実装済みですし。
>ブラウザ側で対応
Firefox や Opera なんかだと最小フォントサイズが設定出来るし、IE7 でも設定出来るようになれば良いんでしょうけど、問題は全ての人がブラウザをバージョンアップするか(出来るか)って事がありますよね。
そう言った意味では、サイト運営者の方でもソリューションを用意しておく事は必要なのかなと思ったりもします。
みずほ証券なんかはOperaいらずのズーム機能がついてますよね。
やっぱあの制作会社はすごいっす。
>じらい さん
へぇー、elastic なレイアウトなんですね。
作ったのって、b がつく所でしたっけ。