(X)HTML や CSS やフィードなどが、仕様に準拠しているかチェックしてくれる Validator がいくつかある。こういったチェックツールってのはケアレスミスなんかを発見するのにスンゲェ便利なわけだけど、盲目的にチェック結果を信じてしまうのはよろしくない。
例えば、一個前のコメントで書いたけど、CSS Validator にもバグがある。単位なしの整数値を line-height の値に指定するとエラーを吐く。line-height: 1.0;
などと小数点付きの実数値で指定するとエラーを回避できるんだけど、小数点なしの整数値でも Valid 。仕様書を見ても、小数点なしの整数値は不正だなんて書いちゃいない。
Firefox の拡張「Html Validator for Firefox and Mozilla」でも、ins 要素にブロック要素を内包させてるとNotice: inserting implicit <...>
なんて警告されちゃう。ins 要素は完全にインライン要素なのかって勘違いしちゃったりする人がいるかも知れない。(関係ないけど、木達さんがやりたいって言ってたこの拡張の日本語訳を密かに期待してたりする。)
ミスを発見するために使っているのに、上記のようなエラーに振り回されて間違った知識を得てしまうのは本末転倒だよね。もし Validator でエラーが出て自信がなければ、まず仕様書で確認してみることが一番安全なんじゃないかと。
Validator いろいろ
ついでにいくつか Vlidator をまとめてみる。ちうか、これ意外にもまだまだあるんだろうけど、こうして見てみるといろいろあるね。
- The W3C Markup Validation Service
- W3C CSS 検証サービス
- W3C Feed Validation Service, for Atom and RSS
- W3C RDF Validation Service
- HTML Tidy Online
- Another HTML-lint gateway
- CSSCheck, a Cascading Style Sheets Lint
- HTML / XHTML / XML / WML Validator
- JSLint, The JavaScript Verifier
- Feed Validator for Atom and RSS
- RSS Validator
- XML schema validator
- OPML Validator Beta
- Web 2.0 Validator : We're the dot in Web 2.0
- New Robots.txt Syntax Checker: a validator for robots.txt files
Comments
validatorのほうでも解釈にブレがあるのに、なんでvalidatorなんて使うの? ふつーに正しいデータ吐けばいいだけじゃん。単なる自己満足だよねー。W3Cなんたら、なんてバナー掲げてる人みると苦笑してしまう。
バリデータのミスはミスとしてバグ報告すればいいと思うんだけど。
バリデータは、バリデータの附属文書にも価値がありますよね。
殊にAnHTML-lint。
まぁ、基本的に使う使わないって選択肢は人それぞれの価値観に基づいて決めれば良いんじゃないでしょうか。
もし、使うんであれば重要になってくるのは、その道具をどう使うのが自分にとって一番良いことのか見極めることかと。
正しい記述に異常に力を注ぐのって
オタクだな。少しくらい間違ってても
いいじゃん…とは言わないけど、
(正しいに越した事は無い)
まぁ、コンテンツとデザインに力を注げない
人の自己満足…というか唯一の見せ所か。
ってか誰が「ソース」を楽しむんだ…。
ま、webっていう媒体自体、なんとなく
オタクの臭いが否めない世界だから、ま、
それもまた特有の文化か。