記憶と検索

昨日の夜、HDD レコーダーに録ってあったディズニー番組を娘が見てて、人魚姫の主人公がコマーシャルかなんかに出てきた時に、その日「ダヴィンチコード」の特番がやってたからだと思うんだけど、「そう言えば、ダヴィンチコードにこの人魚の話もなんか出てこなかったっけ」なんてカミさんに言われて、あぁそう言えばそんな箇所があったような気がするなぁって思ったら、頭の中で検索バーに「人魚」ってタイプして検索する場面を想像をしてた。

一般的に紙媒体とデジタル文書を比べた時に、やっぱり可読性や一覧性なんての圧倒的に紙媒体が強い。読書しながら、パラパラっと前のページをめくって再確認したりなんて事は結構やる。この時点では、感覚的に目的の場所をパっと探せる。イメージが頭に残っている訳だ。でも、読了後かなり時間が経っている場合はどうだろう。先述のように、ピンポイントで記述箇所を探したいってな時は、やっぱデジタル文書の方に軍配が上がる。

既読の本は、頭の中に大まかな内容と印象に残っている場面がインデックスされているが、その本の視覚イメージ、ページの触感なんかの物理的は情報はどれくらいの期間、保持されるのかなぁって、娘の後頭部とその向こうに見えるディズニー番組を見ながら思ってみたり。

そういや、名刺を探すのも、名刺ホルダーをめくりながら視覚イメージに頼っているような気がする。クライアントとの対面で、携帯端末で情報をピピっと交換して、宜しくお願いしますなんて事は想像出来ない。やっぱ、紙は無くなんねぇなとか思っていると、アッという間に時代に取り残されるんだろうな。

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